フランス料理界の巨匠ポール・ボキューズ。名店「ラ・ピラミッド」で伝説の料理人フェルナン・ポワンに師事した後、実家のレストランを継ぎ、1961年にフランスの最高勲章であるM.O.F.（国家最優秀職人章）を料理人として初めて受章。レストラン「ポール・ボキューズ」は1965年に三つ星を獲得し、世界最高峰のレストランとしてその名を馳せます。現在は、総料理長ジル・レナルト氏が後継となり、ポール・ボキューズのフィロソフィーが守られています。

フランス料理の素晴らしさを後世に伝えるため、ポール・ボキューズ氏は、リヨンを拠点にレストラン、ホテル、学校や財団、世界最高峰の料理コンクール「ボキューズ・ドール」を創設。世界に「料理人」という職業を知らしめ、フランス料理の評価を高めるきっかけとなりました。現代フランス料理の発展に全精力を注いだ「料理界の法王」と世界から称され、その功績は計り知れません。

「本物のフランス料理を次世代に伝えたい」－現代の日常のライフスタイルに合った革新的で現代的な料理を気軽に提供する場所を作ろうと、1994年に打ち立てた新しい構想が、「ブラッスリー」です。ポール・ボキューズのフィロソフィーを受け継ぎ、価格は手頃でも、食材、火加減、ソースの味付けにこだわった質の高い料理が提供されます。現在、リヨン市内に8つ、パリに1つのブラッスリーを構え、地元の人々や観光客から絶大な人気を得ています。

2007年、ひらまつとのパートナーシップにより、国外初となるポール・ボキューズのレストランが、日本に誕生しました。現在、東京・代官山と金沢に高級レストラン、東京（六本木、銀座、大丸東京）、金沢に4つのブラッスリーを展開しています。

東京・銀座、マロニエゲート銀座1の10階。落ち着いた雰囲気のダイニングに、ドレッシーな装飾やオープンキッチンの活気が心地よいアクセントを添えます。普段使いはもちろん、ご記念日、パーティーやご結婚披露宴まで、様々なシーンを素敵に演出します。

料理のコンセプトは「伝統とモダン（Tradition & Modernité）」。料理長・鈴木啓太が、正統派フランス料理を伝統的な調理法を重んじながら独自の審美眼で再構築し、モダンな表情に仕上げます。産地直送の新鮮な野菜や魚にもこだわり、旬の味覚を一番おいしくお届けすることを常に心がけています。ホールを取り仕切るのは、支配人の竹内仁。落ち着きと安心感のある接客で、心地よいブラッスリー空間を創り上げます。ワインの知識も豊富で、お客様の好みと料理に合わせて最適なワインを薦めてくれます。本場フランスのスタイルにこだわった、ブラッスリーの醍醐味をお楽しみください。